113(128) 4月 コダイ・ウォーキング レポート

兵庫県西北部の古代と千年藤を訪ねる


姫路市からみれば西北部に中国道の山崎ICがあり、そこを起点に北へと新緑に映える揖保川を遡るウォーキングに行きました。
大変僻遠の地ですからマイクロバスをレンタルして雲一つない快晴の下、初夏を思わせる汗ばむような一日でした。

しかし、千年藤は三四日前に続いた雨と天候不順によって花房の長さが不揃いで、その貧相なことに哀れさを覚えました。けれども光線の入り方では美しく見え、千年も人を楽しませてきた藤の花を、何とかきれいにカメラに収めてあげました。

その後行った原の不動滝は雨後のせいで水量も多くさすが「日本の滝百選」に入るだけのことがあり、思わず感嘆の声を聴き来てよかったと思いました。

家原(えばら)の縄文遺跡へ行くのに国道429号線をナビが選んだので、入ってゆくと小型乗用車でも離合できない九十九折の連続する道を標高750mの高野峠に着き、またまたヘアピンカーブの連続を下ってゆきました、大変な道路だったので道を間違えたかなと帰宅してからインターネットで調べると、ここが有名な「酷道429号」線のクライマックス部分だったと知り、途中であったのが軽トラとオートバイ各一台、カーブミラーもガードレイルもほんの少しで、久方ぶりにえらい路を走りました。よほどのもの好きでない限り、この道を避けて波賀から入らずに29号線を南下して安積の信号のところから県道6号線を北上するルートがずっと時間も短く快適なドライブになります。

ウォーキングの前日に届いた、このコダイ・ウォーキングの会の第一回からの参加者で、ほとんど休まないでご参加くださったSさんの訃報に、我々はみんなショックを受け、一番元気だった人が一番早く亡くなり、明るく奥さん思いで、会の新参加者への心配りなど、人格者であり会の中心であった故人をそれぞれに偲びながら反省会をつづけました。


大歳神社の千年藤

祭神は大年神(スサノオノミコトのお子のオオイチヒメ神で、兄神は大国主命)、五穀豊穣の神として信仰され、(総本社は奈良県御所市の葛城御歳神社)ここの藤は平安時代960年に植えられたといわれ、幹まわりが約3.8mの大木から420㎡もの藤棚が広がり、1~1.4mの花房が垂れ下がって、環境省の「かおり100選」に選ばれています。


千年藤の花房


















大変な賑わいの大歳神社と千年藤の幹



原不動滝


氷ノ山那歧山後山国定公園の名所で日本の滝百選に入る兵庫県では二番目の大滝で落差88m、新緑に包まれて滝つぼへ落ち込むさまは爽快の一語に尽きますが、別名・夫婦滝といわれるのは左より流れてくる川は違うのですが同じ滝つぼへ落ちる可愛い滝があるからです。






































左:夫婦滝 右:三段に落ちる不動滝

































滝の名前の由来の不動尊堂(江戸後期・天保年間)と滝の登り口にあるお不動さん



不動の夫婦滝


家原(えばら)遺跡公園

古来、宍粟市一ノ宮町は播磨と但馬・因幡地方を結ぶ交通の要衝であり、揖保川と豊かな森林に恵まれ縄文時代より中世に至る大規模な複合集落の地でした。その代表的な家原遺跡は、面白いことに縄文から鎌倉時代に至る建物が復元されていることで、歴資料館も併設されていますが古墳時代の隣に日本刀があったりと、びっくりさせる展示方法には笑ってしまいましたが、あまりに長い年月の遺物をレトロな(旧三方村役場)スペースに展示すると、混乱してしまうのでしょう。


手前:弥生時代の民家とその向こうは縄文時代



古墳時代の高殿式建物(何に使われたのかわかりません)



平安末期より鎌倉時代・作業所だったようです


宍粟市歴史資料館


縄文時代


弥生時代



古墳時代以降























 左:宍粟市歴史資料館  右:古い大杉の根っこ


一宮伊和神社


播磨一の宮で144年(成務天皇代)又は564年(欽明天皇代)創建と伝わる古社、祭神は「播磨風土記」によれば出雲から来た播磨の伊和大神と葦原志許乎命「大己貴神」は同神であるらしいです。さすが一の宮だけあって広大な敷地を持っていますが、本殿そのものは地方の神に準じてか大きくはありません。



昼なお暗い参道



拝 殿



奥の本殿


こうしてウォーキングの一日は暮れました、中国道へ入るまでに連休初日の渋滞に遭い一時間ほど遅れた結果、音水湖は行けずじまいとなりましたが、ゆったりしたマイクロバスの旅を楽しんでいただけたでしょうか?
それとも酷道429号線には肝を冷やしましたか?なんせ運転手が80才を過ぎた飛ばし屋ですから、といっても不必要にゆっくり走るようなことはかえって注意力散漫となって危険です。ま、お月さんを9往復(片道384000Km)してきた私は過信するような心境はとっくになくなってしまい、ただひたすら自分の感性に従い運転を楽しめることに感謝の心をもってハンドルを握っています。
でもウォーキングはやっぱり歩く方がいいですね、ゆっくりと周囲の風物と人を眺めて楽しめますから、旅の速さは自転車がもっとも合っているかしれませんが、都会を脱出するまでの運搬には日本の交通制度は合っていないので、自転車を分解したり折り畳みバイクにしたりと苦労ですから、日帰りでは楽しめないと思います。
さて、5月からはまた歩く旅を続けましょう、5月17日は山科を歩きましょうBye

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