番外編 石楠花牡丹仏さま


奈良県・室生寺と長谷寺


2016年4月8日に仏隆寺の千年桜を見に行き近くの室生寺・西光寺・大野寺などの桜も訪ねたことは「桜の記憶」編にUpしましたが、その後桜井市・長谷寺の牡丹が見ごろと知りましたので、室生寺の石楠花も咲いているだろうと、4月27〜28日にかけて行ってきました。長谷寺の牡丹は近鉄が毎年大きく宣伝していますので、人を見に行くのは…ということでPassしていましたが、今回は平日でしかも雨の予報でしたから人出のないことを願いながら行ってみると、なんと薄日がさしたりして結局二日とも帰り道以外は雨のない旅となりました。


室生寺

室生寺は奈良時代末期、時の東宮・山部親王(のちの桓武天皇)の病気平癒のため室生の里で延寿の法を修したところ回復したので、興福寺の僧・賢m(けんきょう)が朝廷の命で寺院を造ったのが始まり、江戸・元禄時代に興福寺から独立して真言宗の寺院となりました、したがって女人高野と呼ばれるのはこの頃からだったと思われます。

室生寺の堂塔で創建当時までさかのぼれるのは五重塔だけですが、国宝は釈迦如来立像、十一面観音立像、帝釈天曼荼羅、金堂、本堂(鎌倉時代)、五重塔そして重要文化財多数があります。
屋外の五重塔では法隆寺についで古く且つ最小、1998年の台風7号で杉の大木が倒れて一部損壊しましたが、2年後見事に美しく修復されています。



新緑の山門


 










































国宝・五重塔と蘇芳の花                      優しい美人のシャクナゲ











































国宝・十一面観音菩薩立像       国宝・釈迦如来立像(金堂ご本尊、いずれも平安時代)


(いずれの仏像も絵葉書よりコピー)












































重文・如意輪観音菩薩座像(一山のご本尊)             国宝・釈迦如来坐像



飛び回るハッチを追いかけるスピードに安物のレンズ機能がついてきません



遠き古にはこんな洞窟で修行されたのでしょう(奥の院への途中)



女人高野・奥の院御影堂(鎌倉時代・重文、五重塔から石段を330段登ります、もちろんお大師さん像が祀られています)



奥の院へと立ち上る夕霧(民宿の庭より)


長谷寺


西国観音霊場八番札所、686年飛鳥・川原寺の僧・道明が天武天皇の病気回復を祈って西の岡に塔を建てたのが本長谷寺で、その後727年徳道上人が聖武天皇の勅願で、現在の東の岡に十一面観音像を祀る堂を建てました。徳道上人は西国三十三観音霊場を開き、本寺はその根本道場となりました。

平安時代に観音信仰が盛んになると貴族たちの長谷詣りが流行、「枕草子」の清少納言はよくご存じですね。創建以来たびたび大火に会い、現在の本堂は江戸初期で国宝です、高さ10mの観音さんは1538年の復興像で重文です。広大な寺域と荘厳な大本堂に日本一の観音立像がそびえたち、1588年以来、真言宗豊山派の総本山として、かつ花の寺として有名です



牡丹とツツジの競演














































あでやかな牡丹















































昭和の長谷寺五重塔(1954年建造・高さ約31m、明治9年雷火で焼失の三重塔の代替えとして建立)




国宝・十一面観音菩薩立像(ご本尊、高さ10m余、室町時代)案内書よりコピー





妖艶と清楚



オオデマリ



長谷寺開祖・徳道上人廟と花海棠の花



貴婦人のような牡丹


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