2015年5月・ブッダウォーキング番外編 鵤寺(いかるがじ)と揖保川の古代


鵤寺は兵庫県にあり東・西・南は姫路市と相生市に、北はたつの市に囲まれた揖保郡太子町にあります。大阪府の奈良県境にある近つ飛鳥で知られる太子町と同名ですが、いずれも聖徳太子にちなんだ地名です。
606年聖徳太子が推古天皇から播磨国揖保郡の土地360町歩(水田百町)を賜り、大和国斑鳩宮から移住し当地を鵤荘と命名し伽藍を建立したのが鵤寺の始まりです。
加古川にある鶴林寺(718年)より古いお寺ですが、室町時代後期に戦火により全山焼失その後徐々に再建されてゆきました。寺域は広いのですが、寂びれた雰囲気が漂っています。



鵤寺山門



三重塔・重要文化財  1565年室町時代後期再建



八角堂は法隆寺(607年)にもありますね
 (四天王寺は593年)



境 内・講堂と左は太子殿



たつの市


たつの市へ行ったのは,古い「寅さん」をテレビで見て、美しいところだ行ってみようと思い立ったのがきっかけです。町の真ん中を揖保川が流れ、山紫水明の土地柄は53000石の城下町の雰囲気と、「ヒガシマル醤油」(1580年前後に創業)に代表される醤油と「揖保の糸」のソウメンどころとして、また三木露風の「赤とんぼの歌」で有名ですね。
しかし、どこを通っても電信柱が林立して景観を阻害、観光地としては失格と言わざるを得ないのは残念でした。

ついでに、うすくち醤油は煮物には欠かせない醤油ですが、作り方は最後のほうの工程で別に仕込んでおいた甘酒を加えることを初めて知りました。

また、たつの市のある揖保郡は推古天皇によって開かれた北九州と都を結ぶ山陽道の駅家が布勢(現・ たつの市揖西町小犬丸)におかれ、馬が20頭用意されていたそうですから、播磨地方最大の繁栄地であったことがわかりますね。



ヒガシマル醤油の旧本社(現在・資料館)



うすくち龍野醤油資料館にて



白い土塀の美しい街です



山裾にあるのが平城の龍野城跡


龍野歴史文化資料館


石器時代から近世までたつの市の歴史が手際よく展示された楽しいミュージアムです、加古川と同じく縄文時代の前期(5000年前)には人々が定着して住んでいたことがわかります。



たつの市の古代遺跡図
□1=前述の布勢の駅家、最大の古墳は與塚古墳=全長110mの前方後円墳・4世紀末・御津町(新舞子浜海水浴場の北方)



古墳時代の埴輪



古代の瓦の作り方



アクロバットが素晴らしい梛(なぎ)八幡神社の獅子舞(10月20日)
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