第68(83)回 10月 Newコダイ・ウォーキング レポート


播州清水寺と丹波立杭焼の里


10月もまた兵庫県、三田市と西脇市の間に加東市がありますがそこの山中にある清水寺に行きました。清水寺といえば京都市のお寺を思い浮かべますが、播州の清水寺は古く推古天皇朝627年創建で、京都(778)より50年以上古いお寺です、残念ながら1913(大正2)に山火事のため全山焼失、故に建物はそれ以後のものですが、西国三十三観音霊場の第二十五番目として、今もって参拝の人波が絶えません。清水寺を東へと下ると篠山市に入り、今田町上立杭は平安時代に始まる六大古窯の一つ丹波焼(=立杭焼)の中心地、そこには兵庫陶芸美術館、丹波立杭焼伝統産業会館そして大型登り窯などを見ることができました。

清水寺は大変交通不便なところのため、マイクロバスをレンタルして行きましたが、往復とも中国縦貫道の工事による大渋滞に会いながら、好天下楽しい一日となりました。


清水寺

627年(推古天皇35年) に推古天皇直々に根本中堂を建立、さらに725年 聖武天皇が行基に命じて講堂を建立したと伝えられていますが、寺伝によると1800年前(古墳時代)天竺(古代インド)僧の法道が創建したとされ、朝鮮半島から日本へ仏教が伝来したのは6世紀のことであり史実ではありませんが、法道は天竺から紫の雲に乗って日本へ渡来したとされる伝説上の人物で、法道開基を伝える寺院が兵庫県南部に集中していることから、その由来につながる仏教者がこの地に存在したことが想定されています。



御嶽山清水寺山門



参道の向こうは大講堂



1917(大正6)年再建の大講堂



鐘楼(1920年再建)



推古女帝代の根本中堂(1917年再建)



法道が探り当て清水寺の名前の由来になった井戸(滾浄水=コンジョウスイ)


















左:井戸に顔を写すと寿命が3年延びるとかで全員写しました 右:根本中堂前で楽しい食事



運転してきた15人乗りマイクロバス


丹波立杭焼の里

六大古窯の一つである丹波立杭焼は、今も登り窯を主体に焼いていますが、古丹波焼の信楽や備前に共通した黒茶色し窯変(炎の温度差で表面が変化する)を楽しむ製品からカラフルな製品まで、その作品は見事に現代化され、どのような建築物にでも適合できる奥深さを持っています。作品はピカソ・岡本太郎・横尾忠則などの陶器や陶板の特別展があったためご紹介できませんでしたが、次回再訪の折ご覧いただきます。



兵庫陶芸美術館入口(2005年開館)



すっきりした建物



館内より



1825年(明28年)製作された立杭最古の登り窯、現在も共同で使用されている



全長47m、現在ではヒドコロをバーナーに、ヒサキを煙突にした登り窯が多い中で古様を保っている



伝統産業会館入口:ここ「陶の里」では陶芸の全てが楽しめます



研修棟と登り窯



ここは55種類のおかずに合わせた器を展示していました

三大古窯とは:日本の古代に須恵器や瓦などを焼いた窯跡が多く集まる3ヶ所の代表的な窯。
陶邑窯跡群(大阪府堺市)、猿投山窯跡群(愛知県名古屋市)、渥美窯跡群(愛知県渥美半島)または、牛頸窯跡群(福岡県大野城市)

六大古窯とは:平安から鎌倉時代に始まった窯、良質の器を安く効率良く生産し、各地へ販路を拡大して産業として現代に根付きました。
瀬戸焼:愛知県瀬戸市、常滑焼:愛知県常滑市、越前焼:福井県丹生郡越前町、信楽焼:滋賀県甲賀市、丹波立杭焼:兵庫県篠山市今田町立杭、備前焼:岡山県備前市伊部



参加の皆さん


11月は28日(月)に湖北の紅葉の旅を京都からレンタバスで行きます、近々プランをUpします


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