東北 がんばろう


第58
(73)回 10月の New コダイ・ウォーキング レポート


秋色の斑鳩を歩く


やっと秋めく日々となりましたね、今月はコスモスの咲く斑鳩の里を満喫しました。ここは2005年6月の第4回ブッダウォーキングで歩いたところですが、あれから早や7年を経て私たちの内外の環境も変わりました。
今回は皆さんのご希望によって、法隆寺などの寺々に充分な時間を取り、飛鳥時代の様々を実感することができました。また、古くからの会員のOさんがご主人の介護の時間を繰り合わせて参加していただきました。
斑鳩については和辻哲郎の名著「古寺巡礼」でつまびらかにされていますが、私のHPの「斑鳩の寺々」も見ていただくと参考になるかと思います。
なお当日は曇天により画像は見にくいものです、いろんな画像加工の時間がないのでご辛抱ください。


藤の木古墳


ここは盗掘されていなかったおかげで、貴族の遺品がたくさん発見されたことで有名です。7年前に訪れた時はまだ調査の途中だったので、木々に覆われた古墳の一部に建屋がありましたが、今回来てみると築造当時のままに修復され「斑鳩文化財センター」という
資料館も今年3月より開館されていました。復元された展示物はすべてレプリカで、本物は橿原市にある「奈良県立橿原考古学研究所付属博物館」にあります。
古い日本を識ることによって現在の貧しい精神生活を反省させられることになる考古学ブームは、起こるべくして起きた必然的な現象といえるでしょう。



木々が生えていた時とは全く印象が違います



藤の木古墳の石棺(石材は二上山の白色凝灰岩・レプリカ)向こうは「斑鳩文化財センター」



石棺内部の様子


法隆寺と斑鳩神社のお祭り


法隆寺については何も書くことはありませんね、よければHPの「斑鳩の寺々」を見てください。斑鳩神社は法隆寺鎮守4社の一つで寺の鬼門の守護神とされているそうで、法隆寺の北にある神社を出た5台の太鼓台や台昇と呼ばれる提灯台を担いで法隆寺内を練り歩き、東大門などを通り抜けてお寺の中の神社のお旅所に御神輿が鎮座するのは珍しい風景でした。

中宮寺にも入り久方ぶりで如意輪観音坐像を拝ませていただきましたが、コンクリート製のお堂の奥においでになるのには、昔の荘厳な雰囲気と違って大変な違和感を覚えました。


飛鳥時代の金堂と五重塔(塔高32.5m)



太鼓台がお旅所に着きました



こちらは子供とお母さん方の提灯台



お旅所の前で太鼓台を上げ下げしておしまい、向こうに五重塔がのぞいています



こっちはなかなか上がらない



いずれも旧法隆寺村の人々、重さは2トンだそうです


法輪寺


この寺は聖徳太子の病気平癒を願って、その子山背大兄王が建立したと伝えられ、法隆寺の3分の2の規模であったとか。斑鳩三塔の一つであった三重塔は1944年に落雷により焼失し、地元や作家・幸田文などの支援により、飛鳥時代の姿のままに1944年再建されました。また収蔵庫(元の講堂跡)には飛鳥〜平安時代の諸仏(いずれも重文)が並んでおられます。



中宮寺より北へと歩けば美しい三重塔が見えてきます

法起寺


法起寺は聖徳太子建立の七ヶ寺の一つになっていますが、太子が死に臨み山背大兄王に太子が法華経を講じた岡本宮を寺に改めるように遺命したそうで、江戸時代初めには三重塔を残すだけに衰微していましたが、元禄時代に塔を修復し講堂などを建てて、現在の寺観になったそうです。1972〜75年に三重塔を解体修理し、1979年には重文の十一面観音菩薩像を安置する収蔵庫が建てられました。



秋桜と塔と




わが国最古の三重塔(国宝)


中宮寺前にてOさんと一緒に(ヨッシーさん写す)


11月は22日(木)に恒例の紅葉を訪ねますが、今回は電車バスでは一日ではまわりきれせん、シーズンだけの臨時バスもありましたが、再びレンタカーを使用して湖東三山だけではなく、信楽にありますミホミュージアムで開催中の「土偶・コスモス」展を含めて楽しんでいただきます。


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